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2005年02月12日

ソーシャル・ブックマークと Folksonomy についてメモ

Blog 界隈を眺めていると、やはりはてなブックマークのリリースをきっかけに「Tag ってなによ?」議論が進みそうな気配がありますね。「日本でどうやっていくべきなのだろう?」って具体的な話も進みそうで、楽しくなってきました。(´ワ`)

はてなが、「ソーシャルブックマーク」という名前を冠しながら今キテる Folksonomy(Taging)をディフュージョン版みたいなかたちで実装してしまったことは、やはり個人的にはちょっと残念です。
この辺の思いについては、よりモデレートな説明をされているこの方の Blog エントリーを引用しておきます。

Tag, Folksonomy and Social Software
http://blog.bulknews.net/mt/archives/001538.html

そういう部分で行くと、はてなブックマークは URL に含まれるテキストからキーワードが自動で抽出される。もちろんシステムとして面白いし、キーワードの資産が生かせるのでリーズナブルな選択だとは思いますが、一方的に付加されるキーワードとその階層は、ユーザによる自由な(新しい)データの発見にはつながらないかなあという感じがします。

一方、Tag についての論考としては以下のエントリーなどが面白いなぁと思いました。

タグってぇのは、ジャンルのことじゃないよね?
http://sho.tdiary.net/20050211.html#p01

タグの日本語揺らぎをロジックで吸収する
http://tdiary.ishinao.net/20050211.html#p02

タグ付けの意味
http://dac.lolipop.jp/blog/archives/000228.html


いろいろ考えさせられたんだけど、長くなりそうなので個別の言及はここではパスします。

で、ちょっと自分の頭の整理も兼ねて Snippy の Folksonomy、サービス立案の考え方について要点をまとめておこうと思います。

- Snippy では Tag を「ワッペン」と呼んでいます。"Tag" は特にWeb制作者にとっては「HTML タグ」としてあまりにも慣れ親しんでいた呼称だったというのが理由のひとつ。また、Tag 付け自体は煩雑ではなくワクワクする作業なのだ、と感じられる名称にしたかった。「ワッペン」という呼び方自体がきっと Snippy 内での Folksonomy の展開を規定するのだろうな、とも考えながら。

-当初は日本語での Tagging なんて収集つかない事態になるんじゃないか、という懸念がありました。が、クリエイターというある程度閉じられた集団の中ではボキャブラリーや用語の定義(≒オントロジ)もある程度交通整理ができているだろうと推定しました。今思えば、「クリエイター向け」という限定サービスだからこそ、比較的早い時期に Folksonomy を導入する確信が持てたのだと言えます。

-他のユーザーが作ったワッペン(Tag) の認知度を高め、再利用を高め、つまりある程度 Tag を収斂させていくための支援機能が必要だと考えました。そこで Snippy では、新たなブックマーク登録の際に「My ワッペン(自分がこれまで使ったワッペン)」「Buzz! ワッペン(全ユーザーの利用度が高い順・名前順)」「このサイトが登録されたワッペン」という機能をつけています。


尻切れですが、今日はこのへんで。

投稿者 nakano : 2005年02月12日 12:02

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